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ウクライナとロシアが2回目停戦交渉 人道回廊で一致

停戦の道筋はまだ見えません。
アメリカABC放送などによると、ウクライナとロシアは3日、ベラルーシ西部のブレスト州で2回目の停戦交渉を行いました。ロシア代表団によると、攻撃を受ける都市や村から住民を避難させるため、「人道回廊」の設置が必要だという認識などで双方が一致しました。ただ、双方の主張の隔たりは依然として大きく、ロシアは停戦の条件として、ウクライナの非武装化や中立化、ゼレンスキー政権の責任追及などを要求しています。ウクライナ側は、ロシアが2014年に一方的に併合した、クリミア半島を含めて、自国領土からの撤退を求めています。事態打開の道筋が見えないまま、ウクライナ各地で激戦が続いています。ロシアの軍事作戦が、停滞しているとの指摘もありますが、ロシアのプーチン大統領は3日、モスクワで開いた安全保障会議で「計画通りに進み、すべての課題は成功裏に解決している」と述べました。