ウクライナ侵攻で国連総会特別会合 40年ぶり要請
ロシアの孤立が深まっています。国連安全保障理事会は2月27日、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、国連総会の緊急特別会合を要請する決議案を採択しました。ロシアは反対しましたが、手続きに関する採決のために拒否権は行使できず、アメリカなど11カ国の賛成多数で開催が決まりました。中国やインドは棄権しました。国連の緊急特別会合は、国連憲章の定めにより、安保理が機能不全となった場合に開かれるもので、安保理による会合の要請は、イスラエルによるゴラン高原の併合問題を取り上げた1982年以来、40年ぶりとなります。会合は日本時間のきょう午前0時)から始まり、各国が演説を行っています。会合ではあすにも、ロシアへの非難決議案が採決される見通しで、可決されれば、ロシアの国際的な孤立がさらに示されることになります。