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コロナ感染者減鈍化 再度増加の懸念も

行動制限の緩和を 求める意見も出ました。
新型コロナウイルス対策を話し合う、 厚生労働省の専門家会合が きのう開かれ、 新規感染者数の減少傾向が 続いているものの、 スピードダウンしているとの 見解をまとめました。 全国の新規感染者数は、 前の週と比べて93%となっていますが、 座長を務める脇田隆字(わきた・たかじ) 国立感染症研究所長は、 夜間の滞留人口が増えれば 「いつ感染者の増加に転じても おかしくない」と述べました。 会合では、専門家有志から、 保健所が濃厚接触者の特定と、 行動制限を行っていることについて、 オミクロン株が別の人に 移るまでの時間が2日間と短いため 「封じ込めは不可能」であるとして、 対策の転換を求める意見が出ました。 他の専門家からも 「濃厚接触者の特定と行動制限が、 社会活動維持の弊害の要因になる」 との発言がありました。