ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

ロシア軍が一部撤退 緊張緩和の可能性も

ほのかに希望も見えてきました。
ウクライナで緊迫した状況が続くなか、ロシア国防省の報道官は15日、ロシア軍部隊の一部が演習を終え、撤収を開始すると発表しました。
ウクライナとの国境付近に集結していた軍部隊の一部とみられ、緊張緩和につながる可能性があります。
しかしアメリカのバイデン大統領は、ホワイトハウスの演説で「侵攻の可能性はまだ残っている」と語りました。
NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長も、「これまでのところ、緊張緩和の兆しはない」との見方を示し、和解に向けたより強力な合図が必要だと述べました。
一方、ドイツのショルツ首相は15日、モスクワでプーチン大統領と会談した後、いっしょに記者会見し、ロシア軍の撤退について「良い兆候だ」と述べて評価しました。
プーチン大統領は、戦争を望んでいないと述べたうえ、アメリカやヨーロッパとの協議を続ける考えを示しました。