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伊藤詩織さん 二審も勝訴 元記者に賠償命令

暴行の訴えが再び認められました。
ジャーナリストの伊藤詩織(いとう・しおり)さんが、TBSの元記者の山口敬之(やまぐち・のりゆき)氏から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高等裁判所はきのう、合わせておよそ332万円の支払いを山口氏に命じる判決を言い渡しました。
山口氏は「合意があった」と主張していましたが、東京高裁は、「伊藤さんの同意がないのに行為に及んだ」と認めました。
判決によると、伊藤さんは2015年4月、就職先の紹介を受けるため山口さんと会食し、酒を飲んだ際、意識を失い、ホテルで性行為をされました。
一方、東京高裁は、伊藤さんの著書などで山口氏の名誉毀損にあたる表現があったとして、山口氏が1億3000万円の賠償などを求めた訴訟では、伊藤さんに55万円の支払いを命じました。