厚労省が新基準 検査なしでも医師の判断で陽性に
後藤茂之厚生労働大臣はきのう、新型コロナウイルスの感染が拡大して受診や検査に時間を要する地域では、同居している家族などの濃厚接触者で発熱などの症状が出た場合、検査を受けなくても医師の判断で新型コロナの感染を診断できるとの方針を示しました。
変異株「オミクロン株」の感染急拡大により、外来診療で逼迫（ひっぱく）が進んでいることへの対応です。自治体の判断で可能になります。重症化リスクが低い人は、症状があったら受診前に抗原定性検査キットで検査するようにも呼びかけます。
今後、感染者が継続して増加した場合、これまで以上に多くの有症状者が外来を受診し、検査や受診に多くの時間を要する可能性があります。
厚労省によると、現在も発熱外来の電話がつながりにくい、予約が取れない地域もあります。厚労省によると一部の地域ではオミクロン株の急拡大で、既に外来の受診に時間がかかる、相談センターに電話がつながらない状況になっています。
