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カザフスタン騒乱にロシア部隊派遣 死者225人

現在は沈静化に向かっています。
中央アジア・カザフスタンの国営通信社の報道によると、カザフスタンの検察当局は15日、全国に拡大した騒乱で、あわせて225人が死亡したと発表しました。
うち19人が治安部隊や兵士だったということです。
また、負傷者もあわせて4300人以上に上りました。
カザフスタンでは、燃料価格の高騰をきっかけに、各地で抗議デモが激しくなり、トカエフ大統領は、ロシアが主導する軍事同盟に平和維持部隊の派遣を要請し、武力で騒乱を鎮圧しました。
一方で、抗議デモが始まった西部の州で、燃料の価格を不当に吊り上げた疑いで、エネルギー省の副大臣を拘束しました。
トカエフ政権は、長年権力の座にあったナザルバエフ前大統領の影響力の排除に乗り出しており、娘婿2人が、エネルギー関係の企業の幹部を辞任しています。