世界的富豪の資産 コロナ後倍増 国際NGO報告
コロナで格差が拡大しました。
国際NGOのオックスファムは17日、新型コロナウイルスの世界的流行が始まってからの2年間で、世界の富豪10人の総資産が、7000億ドル=およそ80兆円から1兆5000億ドル=およそ172兆円へと、2倍以上に増えたことを指摘するリポートを発表しました。
リポートの対象となった富豪は、アメリカの経済誌フォーブスが昨年まとめた長者番付にもとづくもので、テスラのイーロン・マスク氏や、アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏、メタ=旧フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、マイクロソフトの創業者ピル・ゲイツ氏らの名があります。
報告書は一方で、格差を「経済的暴力」と名付け、医療へのアクセスの欠如や性別に基づく暴力、飢餓、気候変動により毎日およそ2万1000人が命を落としていると報告しています。