海部元総理が死去 自衛隊初の本格的な海外派遣を実施
元総理大臣の海部俊樹(かいふ・としき)氏が
9日死去しました。91歳でした。
海部氏は、湾岸戦争を受け、
1991年に自衛隊初の
本格的海外派遣として
機雷(きらい)を除去する海上自衛隊掃海艇を ペルシャ湾に送りました。
早稲田大学在学中は、
多くの政治家を輩出してきた
「雄弁会(ゆうべんかい)」に所属しました。
大学院在学中に議員秘書になり、
1960年に衆院旧愛知3区で
初当選しました。
当時の全国最年少の29歳での当選で、
昭和生まれでは
初の代議士となりました。
2009年の衆議院選挙で落選するまで、
16回連続で当選しました。
女性スキャンダルなどで
宇野(うの)内閣が倒れた後、
1989年に第76代首相に就任しました。
早稲田大学の先輩にあたる
竹下登(たけした・のぼる)元首相が率いる
最大派閥の竹下派に支えられる形で
およそ2年3カ月間首相を務めました。