オミクロン株濃厚接触者の待機期間 短縮へ
岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣はきょう、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者の待機期間について「必要に応じて対応していく」と述べ、待機期間を現在の14日間から短縮することに前向きな考えを示しました。
「オミクロン株」の発症までの潜伏期間が、従来株よりも短い可能性があるためです。
岸田総理は「専門家から感染が急拡大した場合にも、医療や介護など、社会機能維持が困難にならないよう工夫しなければならないとの指摘を頂いている」と語りました。
岸田総理は一方で、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を、指定感染症の2類相当から、インフルエンザと同様の5類への引き下げることについて、「いったん変更すると、その後に変異が生じた場合に大きな問題を引き起こしてしまう」と述べ、慎重な考えを示しました。