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日銀短観、製造業の改善横ばい 非製造業は改善

自動車の減産が響きました。日銀がきのう発表した12月の短観=全国企業短期経済観測調査は、企業の景況感を示すDI=業況判断指数が大企業の製造業はプラス18と、前回9月調査から横ばいとなりました。大企業の製造業は、自動車をけん引役として改善してきましたが、部品不足などを原因とする、自動車の生産減少が、各業種に波及する形となりました。一方で、非製造業は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除を受けて、多くの業種が持ち直し、プラス9ポイントと改善しました。宣言による時短営業などの打撃を受けてきた宿泊・飲食サービスはマイナス50で、マイナス幅が縮小しました。DIは業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いて算出されてます。