ドイツで左派主導政権発足 格差是正など推進
ドイツ連邦議会は日本時間の8日、首相指名選挙を行い、中道左派である社会民主党のオラフ・ショルツ氏を首相に選出しました。
これにより、社会民主党と緑の党、自由民主党の3党による、2005年以来の左派主導の政府が発足しました。
ショルツ首相は、初めての無宗教の首相で、宣誓文での「神に誓う」という文言は省略されました。
ショルツ首相は格差是正を重視しており、最低賃金の引き上げなどの政策を推進する方針です。
緑の党からは、ハーベック共同党首が副首相に就任し、気候変動対策と経済政策を統括します。
緑の党のベーアボック共同党首は、外相に就任し、人権や民主主義を重視する外交を展開するものとみられます。
4期16年にわたりドイツの首相を務めたメルケル氏は、政界を引退します。