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スーチー氏に禁錮刑 クーデター後初の判決

アメリカとEUが非難しました。
ミャンマー国軍が設置した首都ネピドーの特別法廷は6日、アウンサンスーチー氏に対し、社会不安をあおったなどとして禁錮4年の有罪判決を言い渡しました。
国軍がクーデターで政権をにぎった後、スーチー氏に有罪判決が出るのは初めてです。
国軍の総司令官は、判決言い渡し後、スーチー氏に恩赦を与え、禁錮2年としました。
ただ、スーチー氏は、10件以上の罪で訴追されており、今後次々と有罪判決が言い渡されて、刑期が長びくものと見られています。
スーチー氏への有罪判決について、アメリカのブリンケン国務長官が6日、「不当な判決」と批判する声明を発表したほか、EU=ヨーロッパ連合のボレル外交安全保障上級代表は「政治的動機に基づく判決だ」として非難しました。
林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣もきょう、記者会見で「好ましくない動きで、懸念している」と語りました。