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米FRB議長 量的緩和の縮小「速めるべき」

インフレへの楽観を打ち消しました。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は30日、議会上院の公聴会に出席し、インフレに対応するため、テーパリング=量的緩和の縮小のペースを速める方針を示しました。
パウエル議長は、現在のアメリカ経済のインフレの高まりについて、これまで「一時的」としてきた表現について「高いレベルにある現在のインフレ率を説明する上で、もはや正確でない」と述べました。
その上で「現時点で、アメリカ経済は非常に好調で、インフレ圧力が強いため、11月の会合で発表したテーパリングの完了時期を、数カ月、前倒しすることが適切だ」と語りました。