米軍戦闘機が緊急着陸 事前に燃料タンク投下
青森市の青森空港できのう午後6時すぎ、アメリカ軍三沢基地所属のF16戦闘機1機が緊急着陸しました。
防衛省によると、同機は着陸の前、燃料タンク2本を投下しており、1本は青森県深浦町の市街地の近くで見つかりました。
けが人や被害の情報はないということです。
青森空港では、緊急着陸した戦闘機はそのまま滑走路に停止し、民間機の発着ができない状態となりました。
青森県の三村申吾(みむら・しんご)知事はきょう、記者団に対し、「米軍の安全管理体制への不信感を増幅させる事案で、大変に遺憾だ。アメリカ軍や防衛省に抗議したい」と語りました。
松野博一(まつのひろかず)官房長官はきょうの記者会見で、アメリカ軍に対し「遺憾の意」を伝えたことを明らかにしました。
原因究明と再発防止も求めたということです。
投棄された燃料タンクのもう1個は、捜索中です。