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赤木さんの公務災害文書 人事院が大半開示

自殺との因果関係を認めました。
森友学園問題に関する財務省の決済文書の改ざんで、2018年に自殺した、近畿財務局の元職員、赤木俊夫さんについて、人事院が、公務災害認定に関し、不開示にしていた文書の大半を、妻の雅子(まさこ)さんに開示したことがわかりました。
雅子さんの代理人弁護士が17日、明らかにしました。
開示された文書は「森友学園との国有地取引に関して、国会からの資料請求などで、時間外勤務が慢性化し、過重な負荷が継続した」などとして、うつ病発症と公務との間の因果関係を認めています。
赤木さんの公務災害に関する文書をめぐり、人事院はおととし、不開示と決めました。
しかし、雅子さんの審査請求に基づき、総務省の情報公開・個人情報保護審査会が、不開示の根拠の記載が皆無で違法と答申したため、人事院が不開示の決定を取り消していました。