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中国共産党「歴史決議」 文革否定引き継ぐ

習近平氏の続投に布石です。
ラジオ・フリー・アジアによると、中国共産党は、重要会議の「6中全会」が11日に採択した、「歴史決議」の全文をきのう公表しました。
決議は、文化大革命について、故・毛沢東主席の「誤った判断だった」と指摘しました。
中国共産党の「歴史決議」は3回目で、トウ小平氏の時代の1981年に出された2回目の「歴史決議」は、文化大革命を「誤り」と総括しました。
今回の歴史決議はこの総括を引き継いでおり、文化大革命が再び起こるのではないか?との懸念は、ひとまず払拭されることになりそうです。
一方で歴史決議は、習近平国家主席が党のトップに就任した2012年以降を「新時代」と表現し、業績などを詳細に記述しています。
来年秋の共産党大会で、党トップとして異例の3期目入りを目指す習主席の権威を、さらに高めるねらいがあるとみられます。