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COP26で米中共同宣言 気候変動で協力

気候変動では歩み寄りました。
アメリカと中国の両政府は10日、イギリス・グラスゴーで開かれているCOP26=国連気候変動枠組み条約・第26回締約国会議で、今後10年間、気候変動対策での協力を強化することを約束する、共同宣言を発表しました。
具体的には、メタンガスの排出を減らす計画を、来年までにまとめることや、再生可能エネルギーの利用拡大や森林破壊の阻止などで協力することなどを盛り込みました。
アメリカと中国は、世界1位と2位の温室効果ガスの排出国で、両国が、世界の排出量のおよそ40%を占めています。
外交では対立を深めている両国が、気候変動では協調する姿勢を示す、異例の共同声明を出したことに対して、国際社会では評価する声が上がっています。