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ウィシュマさん死亡 前局長ら殺人容疑で告訴

厳しい処罰を求めています。
名古屋出入国在留管理局の施設で、スリランカ国籍の女性ウィシュマ・サンダマリさんが今年3月に死亡した問題で、遺族がきのう、当時の局長や職員らに対する殺人の疑いで、告訴状を名古屋地検に提出しました。
告訴状によると、ウイシュマさんは1月中旬ごろから、嘔吐(おうと)や食欲不振などの体調不良を訴え、外部の病院での治療を求めていました。
亡くなるおよそ2週間前には、尿検査で飢餓状態を示す数値が出ていたことがわかっていました。
出入国在留管理庁が8月に公表した最終報告書は、名古屋出入国在留管理局の医療体制などに問題があったと結論づけています。
遺族の代理人の指宿昭一(いぶすき・しょういち)弁護士は、「死亡しても構わないという『未必の故意』があり、殺人罪にあたる」と主張しています。