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死刑執行の当日告知は「非人道的」 死刑囚が国を提訴

事前の告知を求めています。死刑執行を死刑囚に当日告知するのは、非人道的で憲法に違反するとして、死刑囚2人がきのう、慰謝料あわせて、およそ2千万円の支払いなどを国に求め、大阪地方裁判所に提訴しました。訴状などによると、過去には死刑執行を事前に告知していましたが、現在は「心情の安定を著しく害する」として、執行当日の朝に告知されていまます。提訴した2人は、執行直前の告知だと、異議があっても不服申し立てができないとして、法が定める手続きによらなければ刑を科されないことを定めた、憲法31条に違反すると主張しています。死刑執行の告知のあり方について、訴訟が起こされるのは、異例とみられています。