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税金の無駄2108億円 会計検査院が決算報告

無駄遣いが急増しました。会計検査院はきょう、2020年度の決算検査報告書をまとめ、岸田文雄総理大臣に提出しました。税金の無駄遣いなどを指摘された金額はあわせて2108億7231万円に上りました。指摘金額は前年度の297億円を大幅に上回っています。会計検査院が今回、重点的に検査したのは、昨年度と令和元年度の新型コロナウイルス対策に関係する予算についてで、2つの年度の予算総額は65兆円にふくらみましたが、執行率は65%にとどまりました。また、中小企業に支給する「持続化給付金」では6億円、「雇用調整助成金」では13億円の不正受給や過払いが確認されました。報告書はままた、マスク不足解消のため配布された布マスクおよそ115億円分が保管されているとして、売却、譲渡を行うべきだとの見解を示しました。