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トヨタ中間決算、売上高、純利益とも過去最高

楽観ムードはありません。トヨタ自動車はきのう、ことし4月から9月までのグループ全体の中間決算を発表し、売り上げにあたる営業収益は前年同期比べて36%増加して15兆4812億円、最終的な利益はおよそ2.4倍の1兆5244億円で、売り上げ、利益とも中間期としては過去最高となりました。東南アジアでの新型コロナの感染拡大で、9月と10月は大幅な減産を強いられましたが、SUVやハイブリッド車の売れ行きが、アメリカと日本で好調でした。また、為替相場が円安傾向にあることも、利益を押し上げました。トヨタは、今年度1年間の利益の見通しも、2兆4900億円に上方修正しました。ただ、足元では、半導体不足に加えて、鉄やアルミなどの原材料の価格上昇が続いており、先行きに不透明感が出ています。