働く女性の自殺増加 児童生徒も過去最多
政府はきょうの閣議で、 2021年版の自殺対策白書を決定しました。 新型コロナウイルスの 感染が拡大した20年は、 人口10万人あたりの自殺者数を示す 「自殺率」が11年ぶりに上昇しました。 また、女性の自殺者が増えており、 特に働く女性の自殺者は1698人と、 15年から19年の平均の1323人に比べて 大きく増えました。 女性の自殺の動機では、 職場環境の変化や人間関係などの 「勤務問題」が増えており、 白書は、新型コロナの感染拡大で、 非正規雇用の増加など、労働環境が 変化したことが、関連している 可能性があると指摘しています。 このほか、学生や生徒の自殺者は1038人で、 小学生から高校生までの児童生徒が 499人に上り、過去最多となりました。 新型コロナによる一斉休校が終わり、 学校が再開した後に、 急増していたことが分かりました。