軽石 漁業被害へ共済活用 岸田総理表明
小笠原(おがさわら)諸島の海底火山の噴火に伴う 軽石が、沖縄などの海岸に漂着し、 漁業などに被害が出ている問題で、 岸田文雄(きしだ・ふみお)総理大臣はきょう、 鹿児島市で街頭演説し、 関係省庁の対策会議を 開催したことを明らかにしました。 岸田総理は 「対策会議で、災害復旧、 軽石の除去、漁業被害に対する 共済制度の活用などを確認した」 と述べました。 対策会議はきのうときょう開かれ、 鹿児島と沖縄の漁港などで 被害が起きているとした上で、 軽石の除去や船舶の安全確保のほか、 原子力事業者に注意喚起を 行う方針を確認しました。 政府によると、軽石の被害は今後、 海流の関係で広がる恐れがあり、 海岸線のある全ての県で 被害が出る可能性があるということです。