マイナカード保険証利用 きのうから本格運用
健康保険証代わりにマイナンバーカードを使えるようにする「オンライン資格確認システム」の本格運用がきのうから始まりました。
医療機関や薬局で、カードを読み取り機にかざし、顔認証を行えば本人確認が終わるなど、受付手続きが大幅に簡略化されます。
また、カード向けのサイト「マイナポータル」において、薬の処方履歴や特定健康診査の結果が閲覧できるようになります。
マイナカードの保険証としての利用は、カード普及策の一環ですが、読み取り機の設置を終えた医療機関と薬局は8%にとどまり、まだ大半で利用はできません。
医療機関などの5割以上は設置を検討していますが、新型コロナウイルスなどの影響で、準備が大幅に遅れています。
マイナンバーカードの普及率も4割弱にとどまるため、政府は2022年度末までにほぼ全国民が取得する目標を掲げており、運転免許証との一体化など、段階的に行政サービスを拡充させていくことを計画しています。