柏崎刈羽原発の追加検査開始 東電報告書受け
1年以上かけて検証を行います。
原子力規制委員会はきょう、東京電力ホールディングスの柏崎刈羽原子力発電所でテロ対策の不備が相次いだ問題で、東電が9月に提出した報告書を受けて行われる、今後の追加検査の計画をまとめました。
柏崎刈羽原発では2018年から20年、侵入者を検知する装置の故障が相次いで判明し、原子力規制委員会が事実上の運転禁止を命じました。
東京電力は、7号機の再稼働を目指していましたが、追加検査で改善が確認されるまで準備は進められない状態になっています。
計画によると、追加検査では、福島第1原発事故の後のコストダウンがテロ対策などに与えた影響などを、1年以上かけて詳しく調べます。
規制委員会は追加検査で実効性などを確認したうえで、運転禁止命令の解除を判断します。