阿蘇山噴火 火口から1キロ以上の火砕流
活動がさらに活発になりました。
気象庁によりますと、熊本県・阿蘇山の中岳できょう午前11時43分ごろ噴火が発生しました。
火砕流が火口から1キロ以上離れた地点にまで達したとみられています。
気象庁は、噴火警戒レベルを火口周辺規制の「2」から入山規制の「3」に引き上げました。
中岳の第一火口から約2キロの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけています。
阿蘇山は13日午後3時半ごろから火山活動が活発になっており、14日にも噴火が発生していました。
政府はきょう、阿蘇山の噴火を受けて、総理官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置しました。
磯崎仁彦官房副長官は記者会見で「詳細について情報収集を進めている」と述べました。
また、噴火に巻き込まれた人はこれまでのところ確認されていませんが、被害の有無についても現在、情報収集を進めています。