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パウエル元国務長官死去 軍トップとして湾岸戦争指揮

大統領となる可能性もありました。アメリカCBS放送などによると、ブッシュ政権では黒人として初めて国務長官を務めたコリン・パウエル氏が18日、新型コロナウイルスの合併症のため死去しました。84歳でした。パウエル氏は、第41代のブッシュ政権で、アメリカ軍制服組トップの統合参謀本部長を務め、1991年に始まった湾岸戦争で「砂漠の嵐作戦」を指揮しました。96年の大統領選挙では、出馬するとの見方もありましたが、夫人の反対に配慮して見送りました。国務長官時代の2003年には、国連安全保障理事会で、イラクが大量破壊兵器を保有してると非難し、フランスやドイツの反対を押し切ってイラク戦争に踏み切りました。しかし、大量破壊兵器は見つからず、パウエル氏は強い批判を受けました。パウエル氏は、共和党政権で閣僚を務めましたが、去年の大統領選挙では民主党のバイデン氏を支持しました。