年内に数十兆円の経済対策 岸田新総裁が表明
自民党の岸田文雄)新総裁はきのうの就任記者会見で「年内に数十兆円規模の経済対策を策定する」と語り、大規模な財政出動に取り組む考えを示しました。
子育て世帯や新型コロナウイルスの感染拡大で、生活が困窮する人への支援策を強化する方針です。
岸田総裁はその上で「新しい日本型資本主義を構築していきたい。今こそ成長と分配の好循環を実現し、全国津々浦々に成長の果実をしっかり届けていきたい」と述べました。
また、政府が指導して看護師や介護士、保育士などの賃金を引き上げる方針を示し、こうした職種の給与引き上げが、民間給与の上昇にもつながると指摘しました。
一方、岸田総裁は、森友学園の問題については「政治の立場からしっかり説明していかなければいけない」と述べましたが、再調査には言及しませんでした。