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菅総理 退任前の会見「コロナに明け暮れた」

コロナとの戦いは新総理が引き継ぎます。
30日に任期を終える菅義偉総理大臣はきのう、記者会見に臨み、就任してから1年余りを振り返って「新型コロナウイルスとの闘いに明け暮れる日々だった」としつつ、「さまざまな改革に道筋を付けることができた」と強調しました。
ワクチン接種については「数カ月前まで背中も見えなかったアメリカの接種率を抜いた。このまま進めば世界でもワクチン接種が最も進んだ国の一つになる」と語り、成果を強調しました。その上で、年内にも3回目の接種が開始できるよう、準備を急ぐ方針を示しました。
反省点として、新型コロナ感染拡大に病床確保が追いつかなかったことを挙げたものの、東京オリンピック・パラリンピックの期間中に感染拡大が続いて、医療提供体制の逼迫を招いたことなどについてはほとんど言及しませんでした。