ノーボーダー・ニューズ/記事サムネイル

バイデン大統領国連演説 「冷戦は求めない」

外交優先を強調しました。
アメリカのバイデン大統領は21日午前、国連総会で就任後初めての一般討論演説を行い、「アメリカは活発な競争を行うが、新たな冷戦は求めない」と述べ、武力ではなく外交を通じた問題解決を優先させる方針を明言しました。
バイデン大統領はまた、就任後の8カ月について「同盟の再構築を優先してきた」と語り、トランプ前大統領の「アメリカ・ファースト」からの転換を強調しました。
ヨーロッパなどから批判が出ている、アフガニスタン駐留アメリカ軍の早期撤退については「20年間の戦争を終結させ、外交の時代を開いた」として正当化しました。
また、大統領は人権問題にも言及し、中国の新疆ウイグル自治区におけるウイグル人の弾圧を念頭に、少数民族の弾圧を非難するよう国際社会に訴えましたが、中国の名指しは避けました。