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東京株価反落 3万円割れ 中国リスク警戒

リーマン・ショックが頭をかすめます。東京株式市場はきょう午前、日経平均株価が前週末に比べて600円以上値下がりし、3万円の大台を割り込みました。東京市場の値下がりは、中国の不動産開発大手、中国恒大集団の経営危機を懸念して、ヨーロッパとアメリカで、株価が急落した流れを受けたものです。16日にニュースオプエドに出演した、前参議院議員の金子洋一さんによると、恒大集団の債務はおよそ33兆円と、13年前にアメリカのリーマン・ブラザーズが破綻した時の債務の半分に上る金額です。ただ、中国の情報開示は不足しており、デフォルトが起きた場合の影響は、外からは予測できないということです。ただ、市場では、中国政府による支援が行われ、「『中国版リーマン・ショック』が起きる可能性は低い」との見方が大勢を占めています。