講談社がアマゾンと直接取引か 出版流通不可避に
16日付の朝日新聞によると、 出版大手・講談社(こうだんしゃ)が ネット通販大手アマゾンと今月から、 取次会社を経由しない「直接取引」を 始めたことわかりました。 消費者に本を届ける日数の短縮や コスト削減を狙いですが、 出版業界に衝撃が広がっています。 直接取引の対象は、 当初は人気のシリーズだけですが、 効果を見極めた上で 他の書籍への拡大を検討しています。 取次会社を経由する出版流通は、 1940年代から続いていますが、 およそ4割が売れず返品されるなど、 需要と供給のミスマッチが 深刻になっています。 出版市場の縮小が続く中、 需要に合った配送や、 コストの削減など流通改革が 避けられなくなっています。 講談社(こうだんしゃ)と集英社(しゅうえいしゃ)、小学館は今年5月、 丸紅(まるべに)と独自の流通事業に 乗り出すと発表しています。 また、アマゾンは、講談社以外にも、 出版社との直接取引を進めています。