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中国がTPP参加正式申請=高い自由化水準、実現は不透明

日本は警戒しています。
中国商務省はきのう、 TPP=環太平洋連携協定(かんたいへいようれんけいきょうてい)への 参加を正式に申請したと発表しました。 習近平国家主席が昨年11月、 APEC=アジア太平洋経済協力会議の 首脳会議で、参加を検討すると 表明していました。 TPPに新たに加わるためには、 参加国全部の同意が必要ですが、 中国の参加には日本などの警戒感も強く、 交渉が順調に進むかは不透明です。 また、TPPは求められる 貿易自由化のレベルが高く、 中国は国有企業の 大幅な改革などを求められるため、 早期の参加は難しいと見られています。 アメリカは、トランプ前政権が TPPを離脱し、バイデン政権も復帰に 慎重な姿勢を崩していません。 TPPは日本など11カ国が調印し 18年に発効しました。 今年6月には、 イギリスが参加交渉を始めたほか、 韓国や台湾も関心を示しています。