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JTBが本社ビル売却 新型コロナで業績低迷

業界大手もコロナに苦しんでいます。
旅行代理店大手のJTBが、東京都品川区の本社ビルと大阪市のビルを売却していたことがわかりました。
売却額は公表していませんが、数百億円とみられています。
JTBは、新型コロナウイルスの感染拡大で、旅行需要が低迷しているため、業績が悪化しており、今年3月期の決算が、過去最大となる1051億円の赤字となりました。
本社ビルの売却は財務基盤の立て直しを目指すためとみられ、9月末には、メガバンク3銀行などから、合わせて300億円の資本増強を受ける予定にしています。
旅行大手ではエイチ・アイ・エス=HIS=も東京都港区の本社オフィスを売却しています。
政府は、ワクチン接種を条件に行動制限を緩和していく方針を決めていますが、旅行業界では、感染の再拡大など、先行きへの懸念が消えていません。