コロナ治療「ソトロマビブ」 月内にも承認へ
イギリスの大手製薬会社グラクソ・スミスクラインは、新型コロナウイルスの治療薬「ソトロビマブ」の薬事承認を厚生労働省に申請したと発表しました。
ソトロビマブはウイルスから細胞を守る抗体薬で、軽症から中等症の患者に点滴で投与します。
厚労省は9月末にも特例承認する方針で、承認されれば、新型コロナの治療薬としては5例目となる見通しです。
グラクソ・スミスクラインによると、ソトロビマブは、海外でおよそ1000人が参加した臨床試験で、リスクの高い患者の重症化や死亡の確率をおよそ8割減らす効果が確認されています。
また、ウイルスの変異しにくい部分に作用するため、変異株でも効果が落ちないとされています。
アメリカなど一部の国ではすでに、緊急使用許可や一時承認が下りています。