自宅療養中の死者 都内で32人 うち8月に21人
医療崩壊が現実のものになっています。
東京都はきのう、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中に死亡した人が、去年12月から今年8月末までに32人いたことを明らかにしました。
このうち21人は、感染者が急増した8月に亡くなっており、都内の医療提供態勢の逼迫が影響したものとみられています。32人のうち、30代と40代はそれぞれ4人、50代は9人、60代以上は15人でした。
東京都の幹部は、都議会の新型コロナ特別委員会の答弁で「デルタ株の感染では、軽症と判断されても、急速に悪化するケースが出ている」と述べ、自宅療養者の経過観察や往診などを手厚く行う方針を示しました。