ＮＹで記録的大雨 洪水で46人死亡、地下鉄浸水も
東部では異例の大雨となりました。
アメリカでは、ハリケーン「アイダ」の上陸により、ニューヨークなど北東部に記録的な大雨が降り、アメリカＣＮＮテレビによると、2日夜までに少なくとも46人が死亡しました。うちニュージャージー州では少なくとも23人が亡くなり、マーフィー知事によると、車が洪水に巻き込まれて犠牲となったということです。「アイダ」は１日夜、熱帯低気圧に勢力を弱めた状態でニューヨーク市などを通過し、アメリカ国立気象局は、ニューヨーク市に対し史上始めて「鉄砲水緊急事態」を発令しました。中心部のセントラルパークでは１時間に80ミリの猛烈な雨を記録し、地下鉄は広い範囲で浸水して、一時、ほぼ全線が運休しました。ニューヨーク市とニュージャージー州では、非常事態宣言が出され、車の運転が禁じられました。バイデン大統領は２日演説し、「異常な嵐や気候の危機が今ここにある」と述べ、強い危機感を示しました。
