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モデルナ製ワクチンの異物はステンレス

健康へのリスクは低いとの説明です。アメリカ・モデルナ製の新型コロナワクチンの瓶から、金属とみられる異物が見つかった問題で、厚生労働省はきのう、異物はステンレスと特定され、ワクチン製造機器の部品の一部とみられると発表しました。厚生労働省によると、異物は8月中旬から下旬にかけ、東京や埼玉、茨城、愛知、岐阜の各県にある8ヶ所のワクチン接種会場で使われた、同じ製造番号のワクチンから見つかりました。日本国内で流通を担っている、武田薬品工業によると、日本向けのワクチンは、スペインの委託先企業ロビ社が製造しています。ロビ社が調べたところ、製造ラインで瓶に栓をする過程で、機器に取り付けられたステンレス部品同士がぶつかり、部品の一部が瓶に入った可能性が高いということです。厚生労働省は、ステンレスは心臓の人工弁などにも使用されている素材で、ワクチンと一緒に筋肉内に入っても、リスクは低いとしており、これまでに明らかな健康被害は確認されていません。