新型コロナ「首都圏減少も全国で拡大」専門家
まだまだ油断はできません。新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家会合がきのう開かれ、「首都圏を中心に感染者数が減少しているが、全国ほぼすべての地域で、これまでに経験したことのない規模の感染が続いている」との見解をまとめました。医療体制は、災害時の状況に近い局面が続いているとして、新学期の学校再開が感染拡大につながらないよう対策を取ることや、外出をこれまでの半分以下の頻度にするなどを改めて呼びかけました。国立感染症研究所によると、実効再生産数は15日の時点で全国が1.06まで下がりました。東京都内は0.92まで落ちているほか、他の首都圏3県でも1を下回っていますが、厚生労働省アドバイザリーボード・脇田隆字座長は、大学などの学校再開や社会活動の活発化などで、首都圏で再び感染者が増加する懸念があると分析しています。
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