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「デルタ株で下振れリスク拡大」月例報告

消費の落ち込みが予想されます。
政府はきのう発表した、 8月の月例経済報告で、 国内景気の先行きについて 「感染拡大による下振(したぶ)れリスクの高まりに 十分注意する必要がある」 としました。 感染力が強い変異ウイルス 「デルタ株」の全国的な拡大で、 個人消費が落ち込むことに 警戒感を示しました。 政府が「下振れリスク」を指摘したのは、 3回目の緊急事態宣言が発令されていた、 5月の月例経済報告以来 3カ月ぶりとなります。 西村康稔(にしむらやすとし)経済財政担当大臣は 「コロナ感染を短期間で抑えて、 経済を早く回復させたい」 と述べました。 なお、8月の報告は、 国内景気の総合判断については 3か月連続で 「持ち直しの動きが続いているものの、  一部で弱さが増している」 に据え置きました。