米副大統領 東南アジアで「中国の威嚇」批判
アジアを歴訪しているアメリカのハリス副大統領はきのう、ベトナムのハノイでグエン・スアン・フック国家主席と会談しました。
ハリス副大統領はこの会談の席で「中国の威嚇行為に圧力を高める方法を考えるべきだ」と語り、南シナ海の実効支配を強める中国をけん制した上、安全保障分野で、ベトナムとの協力を拡大する考えを示しました。
ハリス副大統領は24日に、シンガポールで行った演説でも「威嚇行為を続けている」として中国を批判しました。
副大統領のアジア歴訪は、アメリカ政府のアジアを重視する姿勢を打ち出すためとみられています。
これに対し、中国外務省の汪文斌副報道局長が24日の記者会見で「アメリカは他国を思うままに圧迫している」などと語り、強く反発しました。