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敦賀原発2号機の安全審査中断 信頼性に疑問

審査再開が遠のきました。
日本原子力発電が、敦賀原子力発電所2号機の地質データを書き換えていた問題で、原子力規制委員会はきのう、再稼働の前提となる安全審査を、データの信頼性が確認されるまでは中断することを決めました。
敦賀原発を巡っては、2号機の敷地内で行われた、掘削調査による地質の観測記録の一部を、日本原電が、無断で書き換えていたことが判明し、去年2月に安全審査が中断されました。
日本原電が改ざんの意図を否定し、データの原本も提出したため、審査はいったん継続されました。
しかし、原子力規制委員会が、日本原電の管理体制について、検査を進めたところ、別のデータについても疑問があると分かりました。
敦賀原発は、原子炉建屋の直下にある断層が活断層かどうかが安全審査で焦点となっています。
今回の中断で、安全審査の一層の長期化が避けられなくなりました。