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救急搬送困難 過去最多 半数がコロナ感染疑い

救急搬送が難しくなっています。
総務省消防庁は17日、救急患者の搬送先がすぐに決まらない「救急搬送困難事案」が、今月9日から15日の1週間で、3361件にのぼったと発表しました。
これは過去最多の件数で、このうち新型コロナウイルスに感染した疑いがあるケースはおよそ半数に当たる1679件でした。
全体の件数は、前の週に比べて464件増え、うちコロナに感染した疑いがあるものは292件増えました。
各地で医療提供体制が逼迫していることが背景にあるとみられます。
消防庁は、4カ所以上の医療機関に搬送を照会し、救急隊の到着から搬送を始めるまで30分以上かかったケースを、困難事案と定義しています。