1年延期の東京五輪が閉幕 五輪旗パリへ
新型コロナウイルスの影響で、史上初めて1年延期となった、第32回夏季オリンピック東京大会はおととい夜、東京・国立競技場で閉会式が行われ、閉幕しました。
今大会は、北朝鮮を除く205の国・地域と難民選手団からおよそ1万1000人が参加し、史上最多となる33競技339種目が実施されました。
閉会式では、次回開催都市にオリンピック旗を引き継ぐセレモニーが行われ、小池百合子東京都知事からIOC=国際オリンピック委員会トーマス・バッハ会長を経て、パリのアンヌ・イダルゴ市長に手渡されました。
今大会は、東京都などに新型コロナ感染拡大の緊急事態宣言が発令される中で開催され、42会場のうち、37会場が、感染防止のため無観客となりました。
一方、東京新聞などによると、閉会式から一夜明けたきのう、IOCのバッハ会長とみられる人物が銀座を歩く姿が目撃されました。
今大会はバブル方式で感染対策が行われ、IOCは選手に大会中の観光を禁じただけに批判の声も上がっています。