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熱海の土石流災害から1カ月 不明5人捜索続く

原因の究明も急がれます。
静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した土石流災害は、きのう発生から1カ月を迎えました。
これまでに22人の死亡が確認され、5人が今も行方不明となっており、捜索活動が続いています。
きのうは、最初に土石流発生の通報があった午前10時28分に合わせ、2カ所のホテルで避難を続ける住民らが黙とうをささげました。
土石流では、およそ5万6000立方メートルの土砂が崩れ落ち、多くの家屋が押し流されました。
崩落した土砂の大半は、起点周辺にあった盛り土だったと見られており、静岡県の調査で、盛り土の量の規模が計画を超えていたことなどが判明しています。
住民の中では、県や市、土地の保有者に対する損害賠償請求を検討する動きも出ています。