橋本氏の後任就任、菅首相がきっかけ 森氏が明かす
会長人事の経緯を明かしました。
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の前会長の森喜朗氏が、読売新聞のインタビューに応じ、今年2月に女性蔑視とされる発言で辞任した際、菅義偉総理大臣からの電話をきっかけに、「橋本聖子」氏を後任に選んだといういきさつを明らかにしました。
森前会長は、辞任の際、元Jリーグチェアマンの川淵三郎氏を考えていたものの、正式な発表の前に世間に広がってしまいました。
まもなく菅総理から電話があり「できれば趣が変わった人」、「若い人」、「それから女性」との提案があったため、森前会長は「もう橋本さんしかいない」と思ったということです。
森氏によると、橋本氏は当初、受けるかどうかを悩んでいましたが、森氏が「あなたは冬と夏で計7回のオリンピックに出た。去年亡くなったお父さんへの手向けに8回目に出なさい」と伝えたところ、橋本氏は涙を流して受け入れたそうです。