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「重症者以外は自宅療養が基本」=菅首相が表明

悪くなればすぐ入院できるでしょうか。

感染力が強いインド由来の新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の流行で、病床逼迫(ひっぱく)の恐れが出る中、菅義偉総理大臣はきのう、新型コロナの医療提供体制に関する閣僚会議で、東京都などの感染急増地域について「重症患者やリスクの高い方は、確実に入院できるよう病床を確保する。それ以外の方は自宅療養を基本とし、症状が悪くなればすぐ入院できる体制を整備する」と述べました。
菅総理は、在宅での医療に関して、往診の診療報酬を拡充し、家庭内感染の恐れがあるなどの事情がある場合は、ホテルでの療養を活用する考えも示しました。
東京都はきのう、新型コロナの感染者が2195人だったと発表しました。
きのうの午後6時45分の時点で、入院者は3231人、うち重症者が114人だったほか、自宅で療養している人は1万2161人に上りました。