アストラゼネカ製ワクチン 公費接種決定
厚生労働省はきょう、 イギリスのアストラゼネカ製の 新型コロナウイルスワクチンを、 40歳以上を対象に、 公費で接種することを決めました。 感染症のまん延を防ぐため 緊急的に行う「臨時接種」で アメリカのファイザー製と モデルナ製に続き3番目となります。 アストラゼネカ製のワクチンは、 5月に薬事承認されましたが、 若い世代で接種後、 ごくまれに血栓症が生じることが 海外で報告されているため、 国内での使用を見合わせていました。 しかし、ファイザーとモデルナ製の ワクチンが供給不足になったため、 全国知事会が7月、 アストラ製の使用を求めていました。 アストラ製は、 日本国内でも製造されていて、 供給面の強みがあることや、 2度から8度で冷蔵保存でき、 他の2つのワクチンのように 冷凍庫が必要ないなどの利点があります。 政府はアストラ製を台湾やベトナムに 無償提供してきました。