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尾身会長「大変な危機感」参院内閣委員会で

感染を増やす要素ばかりです。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、きょう午前、参議院内閣委員会で行われた、新型コロナへの対応をめぐる閉会中審査で、国内の感染者が9582人と過去最多になったことについて、「大変な危機感を感じている」と指摘しました。
尾身会長は、感染力が高いインド由来のデルタ型ウイルスの広まりや、開催中の東京オリンピックを例に挙げ、「感染を上げる要素はたくさんあり、下げる要素があまりない」と述べました。
また、医療のひっぱくがさらに深刻になるのは確実で、「社会全体が危機感を共有するべき時期だ」と強調しました。
西村康稔経済再生担当大臣は同じ席で、「若者には、ただの風邪(かぜ)という意識が強く、ワクチン効果で死者数が減り、安心感もあって人出が減らない」と指摘しました。